心あらたに

東日本大震災にて被災された方々に
改めて心からお見舞い申し上げます。

二年前の今日、2011年の3月11日に起こった東日本大震災

嫁は当時、東京に出張中で、会社の同期メンバーで研修を受けていました。
研修の休憩中、大きな揺れで驚きました。
18歳で阪神淡路大震災を経験した嫁は
当時体験したよりは小さいと思いつつ
長い揺れに不安を感じました。

揺れがおさまったものの、電車は不通。
駅には人があふれ、仕方なくみんなで研修会場で夜をあかすことに。

そしてテレビをつけると言葉にならない状況に。

電話も不通。
店主やみんながどうしているかもわからず。

それから4日後、なんとか北茨城に帰り
家族と会うことができました。

かづみ寿しの店舗は割れた食器や建具であふれ
原発の問題がおこって、海産物も食せない状況。
常磐沖の海産物を取り扱って50年。
店の危機でした。

約1ヶ月かけて店内を清掃し、店は形を取り繕ったものの、魚が使えない。

閉店かもしれない。
やっていけない。
そう思っていました。

そんなとき、常連のお客様から連絡が。
「旨い寿司が食べたいから早くあけろ」と。

放射能汚染の心配がない地域の魚を仕入
営業を再開しました。



まだまだ風評被害もあり、元通りというわけではありません。
ですか、これからも皆様に愛される店として
安心して食べていただける安全な魚と
丁寧な仕事をしてまいります。

あの時の思いを忘れず。
心をこめてご用意させていただきます。